2012年北米市場でのコート紙価格の下落動向が話題となっており、価格下落は下記6要因の通り根拠がある。 1)目下需要は予想以上に減退しており、2012年は更に落ち込む(2012年北米コート紙出荷予想3%減)- 2)欧州需要は不況から衰退し、機械停止に伴い輸出に余剰能力が向う(2012年欧州予想―上質コート5%、LWC7%減) 3)欧州財政難から2012年にユーロ通貨安が更に進行し、欧州メーカーは市場確保のため価格値下し輸出する 4)アジアの上質コート紙能力増が継続しコート紙が世界市場で氾濫する 5)一部アジア及び欧州で既に価格下落が進行している 6)パルプ価格下落により一部非一貫メーカーは特に欧州及びアジア市場で値下げを決行 上記6要因から北米のコート紙価格は2012年に市場バランス調整目的で能力削減が発表されるまで下落する模様。 12月22日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ