アルゼンチン政府は3月3日に米国、オーストリア及び中国からの輸入コート紙が国内産業に損害を与えているとの決議を行った。最終決定は近日中になる模様で、反ダンピング関税が賦課される可能性は大きい。対象品:コート紙(巻・平) 米坪80-200g(巻幅15cm以下は対象外) HSコード:48101389,48101390,48101989, 48101990。 対象国及び予想反ダンピング関税(FOB価格に対し):米国63.51%、フィンランド145.3%、オーストリア143.2%、中国39.5%。国内唯一のコート紙メーカー(レデスマ社―需要の20%を供給)が輸入品の不当廉売で国内シェアを失ったとしてを申し立てていた。アルゼンチン製紙連合会によると、2011年国内コート紙生産量は対2010年比2.1%減少の22,290㌧、輸出量は39.1%減少の1,624㌧、一方輸入量は6.8%増加の198,673㌧、消費量は6.5%増加の219,339㌧であった。 4月17日付け PPI Latin America から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ