中国国内需要は若干伸び悩んでいつものの、中国メーカーは積極的に能力拡大を実施しており、今後2-3年には需給バランスが極端に崩れる模様。結果として、中国は余剰数量を輸出に向ける事になる。過去10年間で北米、西ヨーロッパ、日本やオセアニア等の主要成熟市場では紙器用板紙需要が後退しており、2001年から2010年に年率約7%伸びている急成長著しい新興国向けへ輸出している状態。2011年にアジアが世界紙器用板紙総需要の約42%を占めている。中国メーカーは需要の増加を見込み、2013年までに中国国内で880万㌧の新能力が加わる見込み。アジア市場は積極的に輸出品を受け入れおり、今後北米及び欧州メーカーは熾烈な競争に直面する。 10月16日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ