米国国際貿易委員会は2009年に米国メーカーAppleton社 の要請で輸入軽量感熱紙に関税賦課を開始。此のたび米国商務部は既に到着済のドイツケーラー社の軽量感熱紙貨物に関し従来の関税3.99%から7%と約75.36%の大幅値上げを発表。輸入者は関税値上がり分をデポジットする必要が有り、これにより2月や3月の輸入数量の減少は必至。今回の措置が撤廃又は大幅に軽減されない限り、4月以降の輸入見通しが立たない状態で、米国向けは停止となる恐れもある。ケーラー社は米国POS用途の感熱紙を独占的に販売しており、米国POS市場の約44%、9.9万㌧のシェアを有している。米国は感熱紙以外にも中国及びインドネシアからの輸入コート紙に輸入関税を賦課している。 12月6日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ