9月13日フォイト社は製紙機械需要の逓減により更なる合理化の為560名人員削減実施
を発表。ドイツ3工場Krefeld210名、Ravensburg50名、Neuwied10名 、オーストリア
工場St.Polten290 名。2014年9月末までに完全実施終了の予定。経済活動の停滞及び
世界的な製紙市場の環境悪化により、フォイト社の業績は大きく影響を受けている。
中国の成長が予想以上に顕著に減速しており、2014年の紙消費量は予想を6-7%下回
る1.15億㌧と見ている。今後構造的な需要減退は継続すると思われ、製紙機械の新規
投資はティッシュ機械を除き更に落ち込むと見ている。今回の人員削減発表は2012年
5月の710名及び2013年8月の240名削減発表に次ぐもの。同業のフィンランド・メッソ
社も2012年末を目途に540名の人員削減を発表し、更に本年第3四半期末で750名の削
減を計画している。
9月17日付け EUWID PULP AND PAPERから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ