欧州コート紙市場は市況低迷、生産過剰状態で原料高騰が販売価格でカバーしきれ
ず、Sappi社は欧州事業で損失を発生している。欧州事業の黒字化に向け欧州生産拠
点の見直しをした結果、生産拠点集約化の必要性に迫られ、十分に分析作業ののち、
オランダ・ネイメーヘン工場全体を欧州の他のSappi工場に移転することが好ましい
との結論となった。SFPEは9月30日従業員代表及び組合関係者と工場移転問題等の協
議に入った。仮に移転が決定すると、SFPEの上質コート紙巻取能力は24万㌧、従業員
192名削減となる模様。
9月30日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ