Pellervo Economic Research Institute(PTT)の発表では、本年の紙生産量は対前
年比3-4%減小する見込み。経済は成長するにも拘わらず、需要構造の変化により生
産量は来年も更に減少する模様。板紙の輸出は対前年比7%近く増加が見込まれ、来
年の輸出も増加傾向。紙の平均輸出価格は対前年比下落するが来年には上昇する見込
み。但し、コストや供給量の削減でフィンランド国内で更なる抄紙機の停止も考えら
れる。パルプ価格は数年高値に推移しており、本年のパルプ輸出は昨年比10%増加の
見込み。海外からの需要増及び国内製紙メーカーの減産でパルプの輸出が増加してい
る。来年のパルプ輸出量は若干の増加にとどまり、平均輸出価格は本年及び来年も上
昇に推移する。
10月15日付け Lesprom.comから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ