2013年のアジアでの上質紙生産量合計は年産2千9百50万トンで、その世界シェアは55%にのぼる。アジア諸国の年間2千7百80万トンの需要をまかなうだけでなく世界市場への輸出も極めて積極的である。2010年~2012年、アジアでは巨大な増産体制の波を経てその生産能力は2009年の年産2千9百万トンから2013年一気に同3千4百万トンへ跳ね上がった。2010年~2013年に行われた生産能力をみると、中国が実に3百10万トン増産体制を強化、それと比較するとインドネシアはその間、72万トンのプラスに終わった。ただ、いずれにせよ、インドネシアと中国は上質紙分野では世界2大輸出国であることには疑いなく、2013年の輸出量はインドネシアが2百30万トン、中国が1百33万トンであった。
7月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ