6月ユーロ圏18ヶ国の季節要因調整後の失業率は11.5%と前月の11.6%からほぼ横這いで推移したが、前年同月比の12.0%からは微減となった。これは2012年の9月以来の最低水準である。一方、EU28ヶ国の6月失業率は10.2%で、前月の10.3%とほぼ同等、昨年6月の10.9%から微減となった。これは2012年3月以来最低の水準である。6月、ユーロ圏18ヶ国の約1千8百40万人を含むEU28ヶ国の約2千5百万人が失業している状態である。前月と比較するとEU28ヶ国の失業者は19万8千人減少、そのうちユーロ圏18ヶ国では15万2千人減少となった。前年同月比ではそれぞれ約1百54万人、約78万人減となっており、ヨーロッパ全体としては雇用市場はやや上向いている。失業率の低い国はオーストリア5.0%、ドイツ5.1%、マルタ5.6%で、一方高い国はギリシャの27.3%、スペインの24.5%であった。
7月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ