中国政府は日本と韓国からの輸入コート紙に賦課していたアンチダンピング課税を撤廃した。今週、中国商務部は5年間継続していた関税を8月5日付で撤廃すると発表した。商務部は1月に国内コート紙メーカー、および関係各社に対して、当該の関税再調査で考慮されるべき要望があれば提出する様、促していたが、結果として要望が出なかったことで賦課撤廃を決めた。当初、2003年以降に4%~71%の関税を5年間にわたって賦課されたが、商務部は2009年に更に5年間の適用延長を決めていた。統計によれば、2003年に年間合計約52万4千トンあったコート紙輸入量は2013年には同約24万4千トンまで減っていた。この10年間に、年間の輸入量は、日本が52%減、韓国が51%減と半減していた。
8月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ