中南米諸国でのコンテナーボード増産強化の波は、2013年~2015年の間にラインの新設、改造、転抄などを含め現状から更に合計で約66万トンの生産能力増強の方向へ向かっている。生産と消費を考慮すると最も大規模な増産を図るのは、最大の市場を擁するブラジルとメキシコの2国である。増産体制強化への動きは、ベネズエラとアルゼンチンを除くその他中南米諸国全体での大きな需要の伸びに後押しされている。需要推移をみると、中南米での需要は2003年から2013年の間に年率4.3%の成長を遂げ、2013年の消費量は1千1百80万トンを記録した。2014年も約3%の伸びが予測され、消費量は1千2百10万トンに到達すると予測されている。
11月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ