最新の紙パルプ統計によると、10月の北米印刷・筆記用紙の出荷は前年同月比4.6%下落した。1月~10月の出荷量累計では前年同期比4.2%上昇した。塗工中質紙の需要は前年同月比3.2%伸びたものの、一方で非塗工中質紙が同13.4%急減したことで、相殺された形となった。また、上質紙は同4.9%減、コート紙も同1.2%減とそれぞれ数字を落とした。印刷・筆記用紙を含む10月の全体の出荷量は前年同月比6.5%減少、輸出量も同20.6%大幅減となった。北米市場での最大の流通量を占めるのは前年同月比3.4%増加した輸入紙である。1月~10月の輸入量は前年同期比2.4%数字を伸ばしたが、最大の要因は同57%増加をみせた輸入上質紙の躍進である。
11月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ