フィンランドを本拠とするMetsa Board社は、スウェーデンの同社Husum工場が一般紙から包材へ生産品種を切り変える方針を打ち出し、それによって工場従業員200人を解雇する計画であることが分かった。同社は既に従業員代表者との交渉に臨んでいる。同社関係者によれば、解雇の対象となるのはブルーカラーが150人、ホワイトカラーが50人としている。現在、Husum工場では紙関連の顧客サービス部門も含めて、総従業員は約850人である。同工場は、コート紙、中質紙年産29万トンの8号機、上質紙を合計で年産43万トンの6号機と7号機を保有しているが、まず、5月までに8号機を改造の上、ライナー生産に切り替え、同ラインでのコート紙生産は年内に打ち切ることになる模様。
3月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ