スウェーデン森林産業連盟の発表した最新の統計によれば、同国2014年の紙・板紙生産量は、前年比3.5%減の1千40万トンであった。一方、市販パルプ生産量は同0.5%微増の380万トンとなった。また、同国国内市場での化学パルプ販売量は前年比15.7%大きく下落して36万3千トンとなったものの、紙・板紙販売量では100万トンで同1.9%減にとどまった。中でも最も対照的であったのが梱包材市場で、段ボール原紙は同6.0%増の15万2千トンとしたものの、板紙の出荷量は同6.4%減の21万9千トンに終わった点である。一方、2014年同国の紙・板紙輸出量は930万トンで、生産量と同様に前年比3.5%減であった。最大の減少要因は、工場閉鎖・生産ライン停止などによる新聞用紙、中質紙の減産としている。
4月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ