既報の通り、Asia Pulp & Paper社(APP社)は、現在同社スマトラ島新工場でのLBKP増産計画を推し進めている。当初、同社は南スマトラで年産200万トンの新工場建設を発表していたものの、複数の市場関係者によれば、生産能力の目標を上方修正し、同工場には新たな年産140万トンのLBKPラインを2機導入することになった模様。同社は2017年に稼働予定であるこの増産計画の詳細に関するコメントを避けているが、Valmet社に発注された全ての主要設備は2機分であることが分かっている。この動向に注目している中南米のメーカー大手は、対抗措置としてユーカリパルプの大規模増設を検討しているが、近い将来に市場バランスの崩壊も懸念される。
4月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ