中国通関当局の最新の発表によれば、3月の同国パルプ輸入量は前月比22.2%急増し、約170万トンとなった。輸入量急増の要因は、2月長期にわたった春節以降に通常操業に戻ったパルプ・ユーザーからの受注増であるとしている。特に、NBKPの輸出量が前月比29.5%で61万4千トンと急増したことが大きかった。また、LBKP輸入量は急増とは言えぬものの同6.0%増の65万2千トンであった。政府主導の老朽化工場・設備廃棄キャンペーン、およびここ数年で新たに稼働を開始した大規模ラインの出現で、同国の輸入バージン・パルプの消費量が引き上がったもの。3月の輸入量は、前年同月の148万トンから14.8%大幅増加となった。
4月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ