紙パルプ製品評議会が発表した最新の統計によると、世界の5月N材パルプ在庫量は安定した状態を保っているものの、L材パルプについては依然やや安定感を欠いた状況となっている。同統計によると、N材パルプ在庫量は前月比から横這いで30日分となっており、安定レベルとされる<~30日>を示している。因みにN材パルプの5月在庫の5年平均は26日分となっている。ただし、N材パルプの5月出荷量合計は前年同月比1.5%減(前月比2.6%減)となったが、中国向けは同11.4%増と健闘した。N材パルプ生産設備の5月の稼働率は89%となっている。
6月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ