ブラジルの大手紙パルプ・メーカーであるSuzano社は、2020年までに同国サンパウロ南東部に位置する約3,600ヘクタールの劣化した森林の修復・監視・保護に乗り出す計画書に調印したことが分かった。修復作業には約500万レアル(=$150万)を投じ、工場が散在するその他の州に於いても同様の構想を継続して実行する為の実験プロジェクトとみなしている。修復の第一歩は、生物多様性が脅かされており自然環境保護の緊急性を要す大西洋森林および熱帯サバンナ地域に於いて進められることとなる。同社は2009年以来、大西洋森林保護協定のメンバーになっており、同国の自然破壊地域の修復にあたる最大の先導役として活動している。ちなみに同社は現在、ブラジル国内で6ケ所の生産拠点を保有し、紙パルプ年産合計470万トンを生産している。
7月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ