ブラジルの重袋クラフト原紙やその製品メーカーは、国内需要の低迷、同国生産能力の増大、ブラジル通貨レアル安を背景に引き続き輸出向けに重点をおいて販売注力している。ブラジル政府が発表した統計によると、同国1月~7月の重袋クラフト原紙の輸出量累計は約4万1千トンで、前年同期比58.5%増と大幅に数字を伸ばしている。また、重包装袋製品の輸出量でも同10.3%増の約3万2千トンとなっている。Klabin社はSanta Catarina州に位置する同社Correia Pinto工場で、2013年後半より年産8万トンの重袋クラフト原紙を新設・稼働し、また同様の時期にIguacu Celulose社はPirai do Sul工場で同じく年産8万トンの新たなラインを稼働させたが、国内需要の落ち込みをカバーする為、輸出に振り向ける対応を余儀なくされている。
8月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ