先般、火災に見舞われたオーストリアのLaakirchen Paper社の10号機は一部抄紙工程に損傷がみられており、修理作業が既に始まっている。9月24日に発生した10号機での火災による損傷の程度は、現時点ではまだ明確に把握されていない模様だが、同工場の初期査定によれば被害総額はおよそ数百万ユーロと見積もられている。出火の原因としては、何らかの技術的なミスよるものと推測されていたが、詳細なる調査の結果、水圧チューブが故障した駆動装置によって破壊されたものと発表されている。現状から推測して、同工場では10号機での操業再開は年末頃を目途としている。
10月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ