最新の中国通関統計によれば、中国9月のLBKP輸入量は前月比13.4%急増の約72万トンとなった。急増した要因は、6月ブラジルCMPC社Guiba工場に新設されたLBKP年産130万トンのラインでの生産分が中国向けに出回り始め、供給量が増加したことによるところが大きい。それに加え、中国客先は輸出者側が品種によってはトン当たり$20の値上げを目論んでいるものとみて、先行きの価格上昇を懸念しており、購入量を徐々に増やしていることも要因のひとつとなっている模様。LBKP輸入量がけん引した形で、9月のパルプ輸入量全体が前月比9.7%増加し約175万トンとなったものの、一方NBKP輸入量は前月比1.7%の微減を示し、約60万トンとなっている。また、1月~9月のパルプ輸入量累計は前年同期比10.8%大幅増の約1千4百80万トンで歴史的な高水準を記録した。
10月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ