ブラジルFibria社は、同国南東部Espirito Santo州Barra do Riachoに位置する同社Aracruzユーカリパルプ工場に於いて先般のMinas Gerais州のダム事故の影響による水供給に支障はなく、現時点では平常通りの操業を行なっていることが分かった。先週、Mariana市の採掘会社Samarcoでダムの決壊があり、大量の土砂とゴミがEspirito Santo州から853キロ離れたDoce川へ流入したと伝えられている。Fibria社によれば、Aracruz工場はDoce川から直接水を吸い上げていない為、現状工場で使用の水質については問題ないとしている。ただし、今後緊急事態が発生した場合は、自社の備蓄タンクからの水を使用する為、パルプ生産に支障をきたすことはないとしている。なお、備蓄タンクの水量は100日分。
11月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ