フィンランドを本拠とするMetsa Board社は、約3千8百万ユーロを投資しスウェーデンの同社Husum工場に年産10万トンの生産能力を有する板紙用押し出しコーティング・ラインを新設する計画であることが分かった。同ラインは2017年初頭に稼働開始の予定。この取り組みは、来年1月早々にも同工場で操業を開始する予定である年産40万トンの板紙ラインの新設に次ぐものである。同社関係者によれば、同社は新たな設備からの製品を主に南北アメリカ市場向けに輸出することを想定しており、更には世界各地へ食品サービス部門の紙製コップ、プレート、トレイ用途として市場開拓する目論見である。この分野の食品パッケージ用途としては、耐水・耐油などの物性が要求されるが、押し出しコーティングにより対応可能であるとしている。
11月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ