昨今、相次いで発表された増設または設備閉鎖を考慮すると、北米のコンテナーボード生産能力は2015年~2017年の期間に約270万トンが増加、この数字はスケジュール通りにプロジェクトが進行すれば、年率2.3%の伸びを示すことになる。これによって、2017年までに北米のコンテナーボード生産能力は4千180万トンに到達する。来年中に、ライナーの生産能力は年率1.9%上向き、段ボール中芯は更に急上昇し年率3.2%になると予想されている。ただし、2015年~2017年の期間、予想される米国のカートン出荷の上昇率1.2%よりも生産能力の上昇率の方が高いことが分かる。結果として、コンテナーボード生産設備の稼働率は2014年の96%から2017年は93%まで下降することも推測されている。
11月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ