PPPC(Pulp and Paper Products Council)発表の最新統計によれば、10月の世界パルプ出荷量合計は前月の約419万トンから9.0%急減して約381万トンとなった。また、前年同月の約378万トンからは0.7%微増と数字をわずかに伸ばした。内訳をみると、NBKPは前月の約191万トンから約187万トンへ微減となり、またLBKPは前月の約213万トンから当月の約182万トンへ急落した。一方、10月末の世界全体のパルプのメーカー在庫は、36日分(NBKP:30日分、LBKP:41日分)で前月末より1日分多く、また前年の10月末からも3日分の増加となった。軟調な出荷に影響を受けた形で、パルプ業界の稼働率も86%とフル稼働にはほど遠い状態となっている。
11月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ