中国の11月古紙輸入量は、前月大幅に数字を落としたものの前月比7.6%増とやや回復をみせた。中国通関当局の発表によれば、11月の古紙輸入量は225万トンとなっている。10月は再生コンテナーボード・メーカー大手に向けた海外仕入筋の大量買い付けによって在庫補充が一巡したことから、購入量を控えたことで前月比23.6%急減となっていた。同国内紙・板紙市場も国内経済の沈滞で依然不安定な状態が続いていることから、11月の若干の輸入量回復も、古紙需要自体には活気が見られない。品種別では、OCCが前月比10.0%増の約135万トン、新聞古紙が同1.7%微増の約39万トン、雑古紙が7.8%増の約46万トンであった。しかしながら、前年同月比では古紙輸入量の合計は約213万トンから5.8%増加する結果となっている。
12月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ