2015年フィンランドの紙パルプ産業の生産量は前年比0.2%の微増となった。一方、針葉樹木材生産量は同2.7%減少した。中でも紙・板紙に関する数字は、明らかにその他の森林産業の出した統計数字より好ましい結果で、紙・板紙いずれのカテゴリーでも生産量を伸ばした。2015年は森林産業の生産に於いて矛盾が見られる年となった。というのは同産業に於ける最新情報は、この1年、競争力の急激な上昇がいかに必要とされているかを強調するものであった。昨年、最も生産量の減少をみせたのは、針葉樹木材が記録しており、前年比2.7%減の累計約1千60万立米の生産に終わった。一方、紙の生産量は同2.6%減少して合計730万トンであったが、パルプ生産量は同1.7%増加の710万トン、板紙生産量は同3.6%増の310万トンとなった。
2月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ