中国通関当局の発表した最新の統計によると、同国1月の市販パルプ輸入量は増減混在する結果となり、NBKP輸入量は前月比1.2%増、一方、LBKPは同10.1%急減となったことが分かった。LBKP輸入量が大きく落ち込んだことで、全体のパルプ輸入量も下落して前月比1.3%減の約159万トンとなった。また、前年同月比でも5.9%減となっている。中国の製紙メーカーはこぞって昨年9月よりパルプ供給者へ値下げ圧力を掛け、LBKP購入を控える画策を実行していることが主因で、特にブラジルのパルプ・メーカーがその矢面に立たされている状況。1月のブラジルからのLBKP輸入量は前月比19.4%減(約6万6千トン減)の約27万3千トンまで数量を落としている。
3月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ