APP中国が発表したところによると、同国海南島に位置する同社紙パルプ複合工場は4月中の10日間、LBKP年産200万トンの生産ラインで定期保守点検を実施することが分かった。同社関係者によれば、今回の休転によって約6万トンが減産になる見込み。当初、定期保守点検は5月に行なわれる予定であったが、このほど同社はスケジュールを前倒しすると決定したもの。同社は、今回の休転は製品の品質向上を目指したLBKPラインの最適化を図るものと位置付けているが、実際のところは南米やインドネシアからの輸入LBKPが中国市場に氾濫する状況の中、中国バイヤーの執拗な値下げ圧力による国産LBKP価格軟化を懸念した同社の対抗策とみられている。
3月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ