中国2月のパルプ輸入量は、主にNBKP輸入量の激減を要因として、全体の数字でも減少傾向となったことが分かった。2月到着のNBKP輸入量は前月比16.8%急減の553,385トンであった。この輸入量大幅下落には、昨年12月にパルプ供給者がトン当たり$10~20の値上げを目論んだことに対抗し、中国側の購入者がNBKPの注文を意図的に抑えたことが背景にある模様。また、その抵抗は12月に対ドルで人民元が3%下落したことで助長されたとしているが、この動きが奏功し、供給者側は即座に値上げ案を取り下げた。NBKP輸入量減少が全体の数字に波及し、2月の輸入量合計は前月比7.1%減の約148万トンとなった。一方、LBKPの輸入量は同2.0%微増の約63万トンであった。また、1月~2月のパルプ輸入量累計では、前年同期比1.4%増の約301万トンとなった。
4月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ