ブラジルの晒ユーカリパルプ・メーカーであるCenibra社の2015年のパルプ輸出量累計は103万3千トンで、前年の輸出量累計より10.3%減少したことが分かった。この減少の原因は、同国Minas Gerais州に位置する同社Belo Oriente工場がSamarco鉄鉱石鉱山での環境災害によって昨年11月は生産を止めざるを得なかったことによるものとしている。同州Mariana市のSamarcoでのダム決壊以降、汚泥、がれき、有毒化学薬品で汚染されたDoce川からの取水が困難となった為、同工場は11月7日~28日休転を余儀なくされたとしている。同工場は生産能力年産120万トンで設計されているが、2015年は1,092,882トンの生産量にとどまった。
4月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ