2015年、中国山東省では年産10万3千トン分の老朽化紙パルプ生産設備を廃棄処分としたことが分かった。同省は、このほど昨年の紙パルプ業界を含む7産業での設備廃棄の結果を公表した。詳細な廃棄リストによれば、紙パルプ2社が対象となったことが分かった。ひとつはZaozhuang Tianlong Paper社で、年産約5万トン分のパルプ生産設備が廃棄となった。また、MCC Paper Yinhe社では年産合計で5万3千トン分の小型製紙ライン8機を廃棄としたとしている。同社は昨年同省臨清市の同社工場でいくつかの製紙ラインを停機とすると決定していたが、これとは別に同工場では非塗工印刷・筆記用紙年産50万トン、再生中芯年産30万トンの生産能力がある。
4月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ