ロシアの大手製紙メーカーVolga社は2015年新聞用紙を22万トン輸出したが、これは同社新聞用紙生産量全体の67.6%にあたるものである。同社製の新聞用紙に対する需要が伸びており、その要因は紙質の画期的な改良に加え、欧州その他メーカーの標準巻取と同様のレベルまで巻き長を増やしたことによるものとしている。結果的に、同社は欧州の大手製紙メーカーと市場でも十分競合できる立場となり、また新たな外貨での契約を結べることにもつながった。同社関係者によれば、品質改善され競争力を備えた同社製品は、疑いの余地なく海外顧客にも魅力的に映っているとしている。
5月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ