ロシアの巨大新聞用紙メーカーであるVolga社は、同国Nizhniy Novgorod州Balakhanaで工場を運営しているが、このほど同地の仲裁裁判所に対して破産申し立ての撤回を行なったことが分かった。これにともない同裁判所は破産手続きを中止した模様。同社関係者によれば、2月に同社が行なった破産の申し立て措置は、万が一銀行口座が凍結された場合にも同工場の生産工程に与えるあらゆる混乱を避ける為のものであったとしている。その時点で、同社はエネルギー供給会社MRSKに6億5千8百万ルーブルの負債があった。同社CEOによれば、現在裁判所の取り決めに従ってその返済の為、毎月支払いを実行しているとしている。また、同社は年産20万トンのTMPラインを新設する計画をもっている。
5月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ