フィンランドを本拠とするStora Enso社は、5月26日中国広西チワン族自治区北海市に位置する同社工場の消費者向け板紙ラインで、無事生産をスタートしたことが分かった。同地にてこの大規模工場建設が開始されて18ヶ月後に、最初の巻き取りが生産されたとしている。このプロジェクトは未開発工業地域での建設から始まり、板紙ラインに加え敷地内のインフラ整備、発電所、給水、廃水処理設備の能力も備えている。また最高水準の職場安全基準が施されており、ピーク時は5,500人の従業員が勤務する。投資総額の合計は8億ユーロで、BCTMP年産22万トンのパルプ工場も今年第4四半期には稼働スタートとなる見込み。当該の板紙ラインは、18~24ヶ月以内にフル稼働となる予定としており、その時点では飲料用紙器向け板紙と高品質板紙製品を合わせて年産45万トン生産できる能力となる。
5月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ