インドネシアを本拠とするAsia Pulp & Paper社(APP)は、南スマトラでの年産280万トンの大規模パルプ工場の試運転に向け準備を進める中、同社のティッシュ増産計画は中国からインドネシアへ方向転換となったことが分かった。この巨大生産拠点では、LBKP年産140万トンの生産能力を持つパルプ・ライン2機の完成が間近となっており、10月には稼働開始となる見込み。更に同社はパルプ・ラインの稼働開始後には、ティッシュ年産合計50万トンとなる大型ティッシュ・ライン複数台の導入構想も持っているとしている。同社は既に、同国のその他工場に於いてもティッシュ増産を進めており、2014年末から2015年初頭にかけて、それぞれ年産6万トン5,600㎜巾のティッシュ・ライン2機をスマトラのRiauに位置するPerawang工場に導入、操業を開始している。
6月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ