チリのパルプ・メーカーArauco社は、4月同国Bio Bio州に位置する同社産業複合工場に於いて新たな廃水処理プラントの建設工事を開始したことが分かった。同社関係者によれば、同社は今年初頭に既に構内の土木工事を完了しており、設計・技術的な作業・設備購入など全ての段階を考慮して、現時点で建設プロジェクトの35%が完了したとみており、最終的な完成を2017年5月としている。同社は、今回の廃水処理プラント建設を現在掲げる同社のMAPAプロジェクトの一環として、1億2千万米ドルを投資しており、その他にも晒ユーカリパルプ年産150万トンのパルプ・ライン、82~123メガワットの風力発電所、保育所に加え、140メガワットのバイオマス・プラントの建設も含まれているとしている。
6月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ