ブラジル森林産業協会が発表した最新の統計によれば、同国の今年1月~5月の紙消費量累計は前年同期比4.5%減の368万トンであった。同国のこの期間の紙生産量は前年から大きな変化はなく428万トンとなっているが、輸出量は同8.2%増の87万4千トン、一方、輸入量は同34.1%大幅減の27万3千トンとなった。また、国内販売量には大きな変化なく220万トンであった。輸出量が上向いた要因は主にパッケージ用紙の出荷が1月~5月の累計で前年同期比13.3%増の31万3千トンとなった為で、同国通貨レアル安と国内需要の不振に後押しされた形となっている。また、この5ヶ月にパッケージ用紙の輸入量は前年同期から半減して1万4千トン、印刷・筆記用紙輸入量も同39.8%大きく数字を落として10万9千トン、新聞用紙も同30.0%減の6万3千トン、板紙輸入量も同30.4%減1万6千トンに終わった。
6月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ