ブラジル上級選挙法廷がまとめたデータによると、今年同国の地方議会選挙への立候補者達が発注した印刷広告の経費が既に1億7千4百50万レアル(5千3百70万米ドル)に達していることが分かった。これまでのところ印刷物への経費は全体の経費の20%に到達しており、広報向けなど支出額合計の主要部分を占めている。同法廷のデータによれば、同国の新たな条例によって今年のキャンペーン費用が限られたことに加え、企業からの寄付が禁止されたことで、選挙立候補者達はテレビ出演やその他高価なメディアへの露出を避け印刷メディアにより金を掛けたことを示している。因みに同国今年1月~7月の印刷・筆記用紙の消費量は前年同期比4.2%減の約1百万トンとなった。国内生産量は同様の140万トンも、輸入量は同32.8%大幅減の15万6千トンであった。
9月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ