オーストラリア政府貿易局は、中国とタイのメーカーが同国へ輸出するA4コピー紙のダンピングによって同国内産業が被害を受けている事実を認定し、このほど告示したことが分かった。一方、同様の申し立てを受けていたブラジルとインドネシアからのコピー紙については、申し立てを却下もしくは判断を保留した。ただし、現状では豪州アンチダンピング委員会は、中国とインドネシアのコピー紙輸出者への不公平助成金申し立てに関して裁定を下すことは辞退しているものの、今後の調査いかんで新たな結論が出る可能性は否定していない。同委員会によると、AD課税率を中国の輸出者に対して4%~17.8%の幅で、販売量は少ないもののタイの輸出者に対して18.4%~23.1%の幅で適用する。
10月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ