ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によれば、同国9月のパルプ輸出量は前年同月比12.6%の大幅増で約110万トンとなったとしている。また、2016年1月~9月の累計でも、前年同期比13.5%と大きく数字を伸ばし、約950万トンへ到達した。同協会の統計にはパルプの品種分けがされていないものの、同国のNBKPメーカーは唯一Klabin社のみである。同社は、今年3月に同国Parana州で新たにOrtigueira工場をスタートしており、N材パルプ、フラッフを年産合計40万トン、ユーカリパルプ年産110万トンの生産能力がある。一方、9月の同国パルプ輸入量は前年同月比18.5%減の2万2千トン、1月~9月の累計では同8.4%減の28万4千トンとなった。同国全体の1月~9月のパルプ消費量は同4.3%減の450万トンであった。
10月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ