今月初、南アフリカKwaZulu-Natal州に位置するSappi社Saiccor溶解パルプ(DP)工場から大量の白い泡が、下流のUmkomaas沿岸に向けて漏出したことが、同社の公表によって分かった。同社によれば、最初の兆候としては、環境基準を侵害するものではないと示していた。11月1日未明に、同工場の漂白工程から少量の洗浄剤が再利用水回収システムに流れ込み、続いてUmkomaas河口へと流れ込んだとしている。この様な事態を防ぐための管理システムがあるにもかかわらず、回収堰に於いて漏出が始まり、洗浄剤の放出が引き起こされ、結果としてUmkomaas河口から更に海面にまで流れ込んだとしている。その洗浄剤が海の波動によって空気と混じりあい、大量の白い泡となり同河口周辺の海岸や更に北側の海岸に発生したもの。
11月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ