PPI Pulp & Paper Weekの調査で、今年、北米で合計約147万トン分の紙・板紙・パルプの生産設備が操業停止となったが、2015年の約177万トン分よりは減少したことが分かった。しかしながら、複数の市場関係者が近々、更なる操業停止が追随するであろうと示唆している。また、今年操業停止となったうちの76%が印刷・筆記用紙と新聞用紙の生産ラインであったとしている。コート紙では485,000トン分、新聞用紙では344,000トン分、SC紙では231,000トン分となっている。過去4年間、米国の紙・板紙生産は継続的に下降傾向をたどっており、操業停止に追い込まれた数量は平均で年150万~160万トン、生産設備数にして年間5~7ラインが停機措置もしくは閉鎖となっている。
12月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ