中国広東省では、2016年に紙・板紙合計約9万7千トン分の老朽化設備を閉鎖措置としたことが分かった。同省の経済・情報委員会が今月初、閉鎖とした設備に関する詳細を公表し、同省にある7工場の17の老朽化した生産ラインを閉鎖した結果がこの数字であると示した。閉鎖した17ラインはいずれも再生ファイバーを原料として使用していたもので、そのうち6ラインはパッケージ用の紙・板紙用で合計の生産能力が年産44,200トン、9ラインは小型の印刷・筆記用紙用設備で年産合計36,380トン、残りの2ラインは新聞用紙が量産可能で年産1万6千トンとなっている。広東省政府は、今年5月に2016年の老朽化設備廃棄の目標を公表し、紙・板紙分野では102,400トン分の閉鎖と定めていた。
12月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ