中国広西チワン族自治区の南寧市に位置するNanning Phoenix Pulp & Paper社が、同社唯一の紙パルプ工場を永久閉鎖することが分かった。1996年創業の同社は、かつては同国南西部では市販パルプやティッシュ分野で大手メーカーに成長、晒クラフトパルプ年産15万トンのラインやティッシュ年産合計7万5千トンのライン数機を保有していた。しかしながら、同社が赤字に転落した2015年以降、すべての生産ラインは停機措置となっていたもの。同年末には、国営企業である同社は関係官庁より同工場の永久閉鎖と同工場土地使用権の地方政府への売却に関して、承認を受けたとしている。同社関係者によると、既にパルプ・ラインやティッシュ年産2万トンのライン、年産1万5千トンの川之江造機のティッシュ・ライン、年産3万トンのAndritzティッシュ・ユニットとともに国産ライン11機も売却済みだとしている。
1月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ