2016年ドイツの紙・板紙生産量は、ほぼ前年と同様の推移となったことが分かった。同国産業協会であるVerband Deutscher Papierfabriken(VDP)が公表したところによると、昨年の紙・板紙生産量合計は2015年からわずかに0.1%高い2千2百63万トンであったとしている。一方、1年間の出荷量合計は前年比0.2%減の2千2百66万トンとなった。VDPの報告書によれば、昨年は引き続き産業の構造変化が進んだが、グラフィック紙販売の更なる落ち込みがその他の産業分野での成長によって補われる形となったとしている。2016年のグラフィック紙出荷量合計は前年比3.6%減の約8百35万トンで、国内出荷量と輸出量もともに前年を下回った。
2月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ