チリを本拠とするCMPC社のブラジル子会社であるCelulose Riograndense社のユーカリパルプ・ライン2号機は事故発生以来約4週間の停機となる模様であることが分かった。同国南部に位置する同社Guaiba工場の年産130万トンの生産能力を有する同ラインは、回収ボイラーの漏水によって2月10日に停機となったが、発生している問題のすべての分析が完了しておらず、当初想定していた休転期間15日の倍以上の1ヶ月を要する見込みとなってきたとしている。CMPC社営業部門役員によると、同社は8月に予定されていた定期休転を前倒しして無数のチェック活動を実施しているものの、同ボイラーの修理は想定を越えて時間を要するであろうとしている。また、この休転による逸失生産量は10万トンにのぼるとみられ、次月の販売量を下方修正せざるを得ないとしている。
2月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ