セルビアの裏白チップボール(WLC)・メーカーであるUMKA社が、今年8月から1千5百万ユーロの投資プロジェクト第一段階に入ることが分かった。同計画の第一段階には、ハード・ニップ・キャレンダーの設置が予定されており、これによって同工場のWLC生産能力は現在の年産11万トンから13万トンに引き上がるとしている。また、今回のプロジェクトには、脱墨設備の初期部分、5番目のクロス・カッターの設置に加え、最終製品の出荷や保管スペースなどの拡張も含まれているとしている。この為、8月1日から5日まで同工場での生産は一時中断するが、顧客への配送などは継続的に行なわれる。また、同プロジェクトの第二段階は2019年に実施され、原料調製工程や板紙ラインの乾燥工程に手を入れるとしている。この段階を経ると、同工場の生産能力は年産15万トンまで引き上がる。
5月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ