中国のYuanjiang Paper社(YP社)は、同国湖南省Yuanjiang市に位置する同社唯一の工場に於いて、APMP(アルカリ・パーオキサイド・メカニカルパルプ)年産20万トンのラインでこのほど再稼働を果たしたことが分かった。5月中旬に同社の姉妹会社であるYueyang Forest & Paper社(YFP社)との間で、今年中に推定総額1億4千万人民元でAPMPライン売却の合意を結んだあとの再稼働となった。双方合意の下で、YFP社も設備のメンテナンスおよび廃棄物管理に掛かる費用を負担することとなっている。YP社広報担当者によれば、現状では、同ラインが生産する月当たり200トンのAPMPは、約100㎞離れたYueyang市に位置するYFP社の旗艦工場へ出荷されているとしている。また、その残りのパルプはYP社の工場の5機の製紙ラインへ振り向けられ、非塗工印刷・筆記用紙を月間1万4千トンを生産している。
6月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ