台湾の塗工再生板紙メーカーであるKuan Yuan Paper社(廣源造紙)は、8月9日に発生した火災によって、同国苗栗県に位置する竹南工場唯一の板紙ラインでの生産を止めたことが分かった。同社によれば、同日午前3時頃、小規模火災が発生し、勤務中であった5人の従業員が消火を試みたが失敗したとしている。地元の消防隊が招集され、約1時間後に鎮火したが、従業員は全員避難しており負傷者も報告されていない。同社広報担当者によると、火元は年産2万トンの生産能力がある老朽板紙ラインで、電気回線部分のショートが原因ではないかとみている。その火種が、ライン上のオイル、フェルト、細断紙に燃え広がったとしている。ラインのダメージは最小限にとどめられたものの、ライン上の天井が焼失した為、一時的に生産はストップした。
8月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ